港の後ろの山にドーバー城があります。12世紀頃建てられ、その後何度も増改築を繰り返しています。第2次大戦時も、イギリス南部の防衛で大きな役割を果たしています。地下壕も張り巡らされていて、難攻不落の城だと実感させます。城郭も大きく、エジンバラ城の大きさに匹敵するでしょう。 天主もあり、ノルマン型角塔天主は最大で最後の例です。入口、踊り場に組み込まれた多数の跳ね橋は、日本の城のようで大変興味深い工夫でした。人口34000人のドーバーにこんな大きな城があったとは驚きでした。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師