フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

はなし家のかくし芸

緯度:S 23度 49分

経度:W 134度 24分

天気:晴れ

気温:27.5度

速度:13.4ノット


海域:南太平洋

寄港地:終日航海日

昨今の船内にいちばんの笑いをもたらしているのは、やはり三遊亭金八師匠、金原亭龍馬師匠のおふたりでしょう。年末の寄席はもちろんのこと、元日の朝には獅子舞までも演じてくれたし、今宵は『芸競飛鳥弐初春賑(げいくらべ飛鳥IIはつはるのにぎわい)〜はなし家のかくし芸〜』。まさに大活躍の毎日です。
今年最初の寄席となる「初席」は演題の通り、ふだんは見られない芸の寄せ集め。龍馬師匠の寄席文字実演、そして金八師匠のお座敷芸と、「アルコール片手に芸人をお座敷に呼んだような」寛いだ雰囲気が最高でした。寄席文字はお客様にプレゼントされるとあってリクエストに手を挙げる方が続出。
客席からさまざまな持ち物を借りてアドリブでストーリーを組み立てる金八師匠の「お題ばなし」も面白かったですね。額いっぱいに汗を滲ませ「もうタイヘンなんだからっ」と言いつつも、見事、道楽息子に意見するという筋書きですべての品物を使い切りました。拍手喝采の初笑い、今年も縁起がよさそうです。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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