バルト海は穏やかで、午前10時頃にはべた凪ぎ状態になりました。島があちこちに見える海路を飛鳥IIは静かに進んでいます。 ルーアン以降ワルネミュンデなどで乗船してきたお客様を対象にした「区間乗船者パーティ」が開催され、約100名の方々が参加しました。飛鳥クルーズ就航20周年記念イベントを目指して乗船した方々でしょう。夕食時のダイニングルームもいっそう賑やかになってきました。 新しく「グラスアート教室」が始まりました。講師は山口正昭・和代ご夫妻です。ヨーロッパから輸入したアートフィルムとリード線を使って、ステンドグラスのような美しい作品を作ります。ペンスタンド、小鳥、いるか、フォトフレームなどを制作する予定です。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師