ベルゲンからフロムへはバスで2時間半ほどの行程ですが、途中の景観がすばらしいものでした。雨の後だったので、いたるところに滝が流れていました。初めて聞く名前の滝ですが、立派なものがいくつもあります。写真の滝は岩山の頂上から流れているもので、周囲の滝や岩などを含めて壮大な光景となっています。ここに来るまでにも大小無数に、立派な滝が流れています。 フロムはフィヨルドに面する小さな村なのですが、大型客船が横付けできる埠頭があり、観光客が溢れていました。 帰路はフロム鉄道に乗ります。途中にあるヒョース滝も大きく、S字を描いて落ちる姿は美しく雄大です。広大な峡谷も息をのむような広がりと厳しさです。雪の積もった岩山に別荘でしょうか…家が見えるのです。車窓からの景色も次々に変化して、飽きることがありません。2時間の列車の旅でベルゲンに帰ってきました。 ※5/25分「フロム1日観光」の掲載が遅れましたことをお詫びいたします。郵船クルーズフォトエッセイ担当
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師