過日、言葉についての講演をした詩人の堤江実さんが指導する長寿アクティビティの一つです。アナウンサーであった堤さんは、言葉に関する正しい感覚を持っていて、いつも大変参考になります。 今回がAコースで、B・Cコースと続き、クルーズ終盤で合同発表会が行われます。詩を読むということは、たとえ人の作品であっても読む人の内なる個性が出てくると堤さんはいいます。今回は堤さんの作品を読むということで、音楽が流れる中、一人ずつ読み上げます。 皆さん、詩の心を伝えようと、自分自身の体験と考えの中で詩の意味を理解して声を発してきます。そしてその声は読む人の言葉となって聞こえてきます。感性も経験も考え方も全て含めて朗読しているのだろうと思いました。参加者の、読み終わった後の晴れ晴れとした表情が印象的でした。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師