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フォトエッセイ

Cruise:2019年アジアグランドクルーズ(33)

童心にかえるブリッジオープン

緯度:N 10度 37分

経度:E 118度 10分

天気:晴れ

気温:27.5度

速度:18.0ノット


海域:南シナ海

寄港地:終日航海日

フォトエッセイ20190220-1

顔見知りのお客様から「ブリッジは行かれないの?」と声をかけられ、アスカデイリーを確認すると朝9時からブリッジを開放しているとの情報が。慌ててカメラを手に向かうと、既に多くのお客様でごった返していました。目を輝かせながら写真撮影に興じる姿はまるで少年少女に戻ったかのよう。みなさんロングクルーズで稀に行われる貴重な機会を存分に楽しまれたようです。

航海士から日没時刻のアナウンスが入るほどに空が美しく焼けた夕暮れ時、プールサイドでは「亜細亜夜市」なる珍しいイベントが開催されました。クルーズスタッフが店主を務める屋台が並び、中にはマジシャンのTAKUYAさんによる妖術小屋や占いの館といった変わり種も。夜の帳が下りるとともに夜市は一層の妖しさを放つのでした。

そして今夜の締めは落合務シェフのイタリアンスペシャルディナー。メインディッシュはトリュフペーストのソースが添えられたローストビーフで、ラ・ベットラ名物 ウニのパスタは落合シェフ自ら腕を振るい一度に10人前ずつ作るという手のかかりよう。さらにメニューひとつひとつに入った直筆のサインに、お客様も大変感激されているようでした。

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著者紹介

永島 岳志

1980年、埼玉県生まれ。システム開発会社勤務後、アジア放浪を経て写真雑誌の編集者へ転身。「旅写真」「デジタル写真生活」の編集に携わる。その後、アジア~ヨーロッパ~アフリカ大陸のバックパッカー周遊、北米大陸自転車横断を経て帰国。現在はフリーランスとして旅や写真、カフェ雑誌などの分野を中心に活動中。

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