リオデジャネイロでカーニバル本選を満喫してきた私たち。あの興奮を再びとでも言うべきか、今夜は飛鳥IIのデッキ上でも「カーニバルナイト」というイベントが催されました。実は少し前から有志のお客様たちが赤、青、黄色、緑の4チームに分かれて練習を始めていたようです。 今朝はその最後の練習ということで船内各所でチームごとに総仕上げ(写真右下)。クルーズスタッフの先導で振り付けや隊列の確認をしていました。面白いのは他チームの様子は本番まで互いに一切知らないこと。加えてエンターテイナーや講師までも急遽の出場が決まって、夕方のプールサイドで密かに練習(左下)。 真っ赤な夕日が大西洋に沈んだ頃、いよいよ本番が始まりました。サンバのリズムにのって各チームが順に踊りながら歩きます。ブラジルカラーの緑チームや艶やかなダンスの赤チームなど、どのチームも本場に負けない笑顔と迫力。全員参加で作る船上イベントの楽しさに改めて気づいた夜でもありました。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。