ナッソー入港は予定より30分ほど早い6時30分頃で、朝日が上がる時間でした。飛鳥IIが入港するとすぐ後に、舳先を接するようにして埠頭の反対側に7万トンクラスの客船が接岸しました。さらに同じ船形の客船がその後ろに着き、次々に大型客船が入港して合計6隻が並びました。港は大きなビルに囲まれたような感じです。ここはまさにカリブ海クルーズの中心地なのです。 ナッソーはバハマ連邦の首都でプロビデンス島にあります。国の人口33万人の約7割、21万人がこのナッソーに住んでいます。観光業が中心で所得の7割を占めます。メインストリートのショッピング街には宝石・香水の店が多く、品質のいいものが安く買えると定評です。年間350万人の観光客が訪れます。大型客船が6隻も接岸したこの日、街は観光客で溢れていましたが、こんな日が毎日続くのでしょう。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師