フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

スティールパン工場見学

緯度:N 10度 39分

経度:W 61度 31分

天気:晴れ

気温:31.0度

速度:12.4ノット


海域:大西洋

寄港地:ポートオブスペイン

今朝8時、飛鳥IIはトリニダード・トバゴの首都、ポートオブスペインに入港しました。この国の発祥で世界的に有名なのが「スティールパン」と呼ばれるドラム缶に凹みをつけて作った打楽器です。カリブを象徴する、まるで自分がクラゲになったかのような浮遊感のある音色は、誰しも耳にしたことがあるはずです。
きょうの筆者はその打楽器の故郷を訪ねる「スティールパン工場見学」に参加しました。アフリカ系やインド系などさまざまな人が暮らす島のやや内陸、のんびりした住宅地の一角にその工場はありました。ドラム缶の蓋の部分を叩いて、くぼみをつけて、調律して……の繰り返し。地道な作業で作られます。
バス4台を連ねたこのツアー、実は乗船中のエンターテイナーのつのだ☆ひろさんも参加していました。日本を代表するドラマーが魅惑の打楽器を前にして黙っているはずもなく、突如、青空の下で工場の人たちとのミニ・セッションに……。お客様はもちろん大喝采。予想外で最高のおまけもついた、驚きの工場見学なのでした。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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