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フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

パステルカラーの小さな街で

緯度:N 12度 6分

経度:W 68度 56分

天気:晴れ

気温:29.0度

速度:12.3ノット


海域:-

寄港地:キュラソー

カリブ海に浮かぶオランダ領キュラソーの桟橋に今朝8時、飛鳥IIは左舷づけで接岸しました。植民地時代に端を発する17〜18世紀にかけての街並みはどこか本国のアムステルダムなどを彷彿させつつも、破風がくにゃりと曲線を描く独特の「キュラソー・バロック」様式の建物も存在します。
歩いて回れる世界遺産の小さな港町。きょうはそんな街なのでツアーの催行もナシ。お客様全員が自由に散策できる一日です。船を通すために可動する浮き橋「クイーン・エマ橋」を歩いて渡り、古い建物が並ぶプンダ地区でお買い物をしたり、市場を覗いてみたり、橋を望むカフェでお茶してみたり。
お客様はもちろん、講師やエンターテイナーもクルーたちも……。ちょっと歩くと飛鳥IIの誰かに出会います。「あら、こんなところで」なんてお互い笑いつつ、カメラのシャッターボタンを押してあげたり。異国の島でのそんな気ままな自由行動は楽しくて、なかなか素敵な体験でした。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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