100日間に渡るロングクルーズでは、時にはクルーが登壇する講演も催されます。きょうは副船長による、飛鳥IIの造水の話に続く2度目の講演「パナマ運河よもやま話」が朝10時からのギャラクシーラウンジでありました。 通峡を明後日23日に控えて会場にはたくさんのお客様が集まっていました。当欄筆者は3度目のパナマ運河となりますが、それでも知らないことだらけ。日差しが強い運河をおよそ10時間かけて通るため、「ブリッジウイングには庇を掛けること」というルールもあるそうです。 ここ最近の南米北部を回り込んでゆくカリブ海クルーズは天候もよく、きょうも真っ青な空やきれいな夕日が楽しめました。運河や大陸を回る航路の話を聞くにつけ、地球の大きさや船旅の壮大さがいっそう実感をもって分かります。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。