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フォトエッセイ

Cruise:2011年世界一周クルーズ(217)

「死のダイビング」

緯度:N 16度 51分

経度:W 99度 54分

天気:晴れ

気温:30.5度

速度:0ノット


海域:北太平洋

寄港地:アカプルコ

アカプルコ名物の、死のダイビングを見に行きました。
まず30~50mの崖をよじ登ってゆきます。急勾配の岩場を軽々と登るその速さに驚きます。上に立ってからしばらく時間をかけます。そばのマリア像に祈ったり、準備運動をしたり、さらに飛び込み体勢に入ってから中止したりと、恐怖との戦いの時間です。
決断して岩を蹴り、空中で鳥のように両手を広げます。狭い淵をめがけて落ちて行くのですが、先ずこの美しい姿勢を作ることが大事です。水面に落ちたときの衝撃は強く、若い肉体といえども厳しいそうです。5人が飛び込みましたが、見ごたえのあるダイビングでした。
支倉常長の像が日本庭園に立ち、アカプルコの人たちに大事にされています。支倉常長一行はアカプルコから内陸を越え、メキシコ湾に出てローマに到達したのです。帰国後、時代の変化もあり、あまり報いられることもなかったこの行為が、今でも日本とメキシコの友好関係の力になっているのです。羽織袴に二本差しの像は大変凛々しく見えました。

著者紹介

水島 和實

東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。
本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。

■写真集/

■その他/
「滝 永遠との出会い」

「ワンダーフォト」主催
ラビー八重洲写真教室講師

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