船上スポーツはいくつかありますが、このゲームはディスコンゲームとカローリングゲームを一緒にしたものです。得点盤に十数センチの円盤を投げて得点を競うものです。円盤の裏表は赤と青になっていて、自分のチームの色が出た場合にだけ得点になるというもので、これが堅い甲板にはじかれて思うような色になりません。もう一つの面白さは、後から投げる人の円盤にはじかれて、いいところにあったものが動かされてしまうということです。 2つの標的に分かれて14チームが競います。高得点が出たり、逆転の一投があったりで、その度に大歓声が甲板に湧きあがります。表彰式では皆さんの合唱による音楽が流れて、アスカドル紙幣が渡されます。 飛鳥IIはバハカリフォルニア半島のカボ・サン・ルーカスにだいぶ近づいています。このあたりは夕焼け、朝焼けが出やすいのでしょうか。この日もきれいな夕焼けで、3日連続でした。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師