フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

和やかな船上の七宝焼教室

緯度:N 16度 40分

経度:W 105度 53分

天気:快晴

気温:27.0度

速度:18.3ノット


海域:太平洋

寄港地:終日航海日

昨夕にアカプルコを出航した飛鳥IIは西へ進路を取り、中7日の航海でハワイのオアフ島を目指しています。しばらく終日航海日が続きますが、こういう時こそ普段できない新しい物事に腰を据えて挑戦できるもの。そうした意味でも注目したいのは、全6回、きょうで4回目を迎える透胎七宝(とうたいしっぽう)の教室でしょう。
教えてくれるのは東京藝術大学の前田恭兵先生(写真上、右側)。七宝とは金属板にガラス粉をのせて焼成する技法で、繊細かつ気品ある仕上がりが魅力です。とはいえガラスは焼くと収縮する素材。仕上がりを想像しつつ施釉と焼成を三度も繰り返す、なかなかに手の込んだ作業になります。
きょうは最後の施釉・焼成なのでお客様の作品(写真右下)もだいぶ完成形に近づきました。出来上がりが見えるとワクワクするものですね。ほのぼのとした前田先生のキャラクター、そしてアシスタントで奥様の友香さんのサポートもあってのことでしょう、船上でもとりわけ穏やかで和やかな教室風景に見えました。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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