きょうも数多のイベントや教室が船内各所で催されていて、たとえばフライングディスク大会やペタンクタイム、囲碁教室、歌声広場、○×クイズ、体に効く体操、ゴルフレッスン、社交ダンス等々と、これは結局横浜に帰り着くまでにすべてを紹介することはできないだろうなあ、と思えるほどです。 さて、そんな中でも、ここでは飛鳥IIのロングクルーズでお馴染みのベテラン先生による教室風景をふたつご紹介してみましょう。ひとつは写真左下のコントラクト・ブリッジ教室で、教えているのは本航3人目のブリッジ講師・坂本弥生先生。ピリリと辛口のコメントがお客様の笑いを誘うのも、もはや見慣れた光景です。 それから詩の朗読教室は元アナウンサーの堤江実先生のご担当(右下)。シックな内装のマリナーズクラブが似合う定番教室です。「ご自分が思った感情の通りに読むのが、詩は最もよく読めます」というアドバイスに従って、皆さんひとりずつ、ゆったりとした調子で一編の詩を声に出して読んでいました。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。