滝がいく筋も落ちていますが、最初に左舷に現れるのがこの滝です。2条になって落ちる水が下部で合流して、美しい形状を見せてくれます。筆者は日本の滝を約1000ほど撮影していますが、この滝は高さ形状共に第1級の滝だと感じます。ミルフォードサウンドではこのほかにも何本も滝が流れています。一つ前のエッセイの写真に写る滝は、斜めに走る滝で水量も豊かです。この滝が見えると飛鳥ⅡはUターンします。帰りはまは違った姿を楽しめます。 ミルフォードサウンドを出た飛鳥Ⅱは次にトンプソンサウンドとダウトフルサウンドと巡航しました。ニュージーランドのサウンドの美しさを満喫した半日でした。 夜は橘ゆりさんのラウンジコンサートがありました。今夜も電子オルガンの多彩な機能を駆使した名演奏が披露されました。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師