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フォトエッセイ

Cruise:南極・南米ワールドクルーズ2015-2016(100)

終日航海日

緯度:N 32度 28分

経度:E 146度 19分

天気:くもり

気温:18.0度

速度:16.6ノット


海域:太平洋

寄港地:終日航海日

いよいよクルーズ99日目最後の洋上の一日です。皆さま下船の準備にお忙しいので、今日はノーアクティビティーデーです。
船内のあらゆるスペース、パームコート、リドカフェ、通路のソファー、ランドリー、グランドスパ等々でお客様同士の会話が弾んでいます。クルーズの思い出話や、ご自宅の事、次のクルーズの話で船友との時間を惜しんでおられます。
午前中の目玉は「南極南米ワールドクルーズビンゴ大会」。皆様がご参加頂けるよう、2会場で同時開催です。最後の最後まで幸運の方はどなたでしょうか。スタッフが寄港地で集めたローカル色豊かな記念品を獲得されたのは?
午後コンパスルームでの飛鳥Ⅱ芸術展。カルチャー教室で勉強された成果を生かした作品や、長年の趣味を生かした作品、プロ並みの芸術作品が並びます。絵画に写真に習字にアートクラフト等々。船長賞、副船長賞、機関長賞などが優秀作品に贈られました。
海の素敵な計らいで、午後にイルカの大群に遭遇。船のそばで跳ねる姿はいかにも「お帰りなさい」と歓迎してくれているようです。夕暮れには水平線に見事に太陽が沈みました。あわよくばグリーン・フラッシュかと期待しましたが、少し緑色の残光が見えただけでした。
本日の最大のエンターテーイメントはロングクルーズでは恒例の飛鳥Ⅱクルーショーです。クルーズを通してお客様の傍でサービスさせて頂いたクルー達、縁の下の力持ちでクルーズを支えてきたクルー達、そして最後はシニアオフィサー達の寸劇『南極物語~飛鳥スペシャル~』。なんと私も特別出演しました。忙しい合間を縫っての練習の成果を発表しました。感謝の気持ちを込めた演技は十分にお客様に伝わったようです。

著者紹介

幡野 保裕

飛鳥クルーズ第5代船長。1944年生まれ。1995年6月から2003年3月まで、初代・飛鳥の船長を務める。その間、61カ国を含む国内外225港に入港、4回の世界一周クルーズを飛鳥の船長として指揮した。その後、郵船クルーズ専務に就任。2010年4月から顧問。2011年3月郵船クルーズ退任。現在は飛鳥クルーズのリピータークラブである“アスカクラブ”の会長を務める。

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