賀茂さんの2回目の講演です。ルイジアナ州立大学で22年間社会学を教えた経験を基にして、日米の教育事情を比較する、興味深いお話でした。 アメリカの大学は入るに易くして、卒業は難しいといわれていますが、実際卒業できるのは6割くらいのようです。授業料は年間400万円程度とそう安いわけではない。奨学金制度が充実しているので、年間80万円程度は支給されるようです。試験の点数が悪いと打ち切りになるので、生徒は必死に勉強するといいます。 賀茂先生は授業中退席は許さず、退席する生徒の後を追いかけ注意するといいます。日本の大学とはかなり違う緊張感があります。日本の大学の受験の厳しさ、そして入学後の安堵感、開放感これは問題である。子供の教育に関しても示唆深いお話がありました。 最後に先生の力強いリードで日本の震災復興へエールを送りました。
著者紹介 水島 和實 東北大学卒業。会社員を定年退職後に写真を撮り始め、桜、紅葉、滝などの風景を中心に撮影。2002年世界一周クルーズ、2003年アジアグランドクルーズ、2004年ハワイ・アラスカグランドクルーズ、2005年オセアニアグランドクルーズ、2006年アジアグランドクルーズ、2007年オセアニアグランドクルーズ、2008年世界一周クルーズ、2010年アジアグランドクルーズに「飛鳥II」写真教室講師として乗船。 本フォトエッセイの連載は今回で7回目となる。 ■写真集/ ■その他/ 「滝 永遠との出会い」 「ワンダーフォト」主催 ラビー八重洲写真教室講師