フォトエッセイ

Cruise:2014年世界一周クルーズ(112)

奇跡の共演

緯度:S 9度 1分

経度:W 8度 55分

天気:晴れ

気温:27.5度

速度:18.8ノット


海域:南大西洋

寄港地:終日航海日

南大西洋を北上中の飛鳥IIは日本で売っている普通の世界地図、つまり日本中心のメルカトル図法の世界地図で言うといよいよ「西の端っこ」に向かっています。中村キャプテンが言うように「船から見れば日本は遥か北東かと思いきや、ここは地球の裏側で、実際は日本は足元の彼方にある」のです。
そんな遠いところにいるきょう、船内は何となく「和風の日」でした。リドカフェのランチタイムも和食で、スタッフは真っ赤な法被姿。晩のショーは鼓の麻生花帆さんと箏曲の榎戸二幸さんの「2014邦楽公演」。
鼓と箏曲というだけでもユニークな共演ですが、ショーの最後にはアフリカンドラムのオマールさんらが飛び入り参加。鼓の起源はアフリカだという説もあるそうですね。こんなにも日本から離れたところで、不思議な、そしてエネルギッシュな異文化交流が楽しめた夜でした。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

最高の船旅(世界一周クルーズ他)をあなたに 飛鳥クルーズPAGE TOP