悪天候から神戸港への寄港が明日に移ったため、思いがけず乗客の方々は今日一日を航行する船内で過ごすこととなりました。今日唯一の船内プログラムでもある「船内見学ツアー」は飛鳥Ⅱを知る意味でも参加者の人気は高かったようです。 さて、低気圧の影響で海上は風、雨、それにうねりが伴い、航行中の船内は終日若干の揺れが続いておりました。とは言うものの、大きなうねりを避けながらの航行ということで、乗客の方々にとっては特に支障なく船内生活を送られていたのではないでしょうか。 ブリッジからのキャプテンのアナウンスによると、西からの風はやがて南からへと変わりそのピークは夕方6時あたりになると言うことです。予定されている明日4日のスケジュールでは、早朝5時15分に神戸港の防波堤を通過し、6時あたりを目安に飛鳥Ⅱは神戸港に着岸することになっているようです。天候の回復を願ってやみません。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。