飛鳥Ⅱは右に香港島、左に九龍(クーロン)を望みながら、九龍側にあるオーシャンターミナルへと入港いたしました。香港の面積は札幌とほぼ同じ大きさ。しかしそこに住む人々は700万人を越え、世界でも人口が密集する都市のひとつとして知られております。 香港側の天を突くように林立する高層ビル群を見ながら、飛鳥Ⅱは入港しました。乗客の方々は、異彩を放つその存在感にただただ圧倒されたのではないでしょうか。そして多くのみなさんが、香港を代表する観光地を訪れるオプショナルツアーへと出発していかれました。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。