荒海ビスケー湾を無事通過し、飛鳥IIは夕方にはイギリス海峡に入っています。きょうは「倉橋佳子メタルビーズ教室」にお邪魔してみました。100年前のフランスで生まれ日本で蘇ったというビーズアートです。 今回はブローチやペンダントを作る教室で、数珠つなぎになったパーツを速乾性のボンドを使って丁寧に台座に貼りつけてゆきます。「老眼鏡が必要だわ」なんて笑うお客さまもいるように、確かに細かな作業です。が、パーツを順番通りに載せるだけなので、初めてでも簡単に美しい仕上がりになります。 完成した途端に「もう1個作ろうっ!」と、3個目の作成宣言をする方もいらっしゃいました。キラキラ輝くアクセサリーを腰を据えて手作りするなんて、とっても素敵な洋上の過ごし方だと思いませんか。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。