午後からは、人気の高い石橋先生よる南シナ海についての講演がありました。初代飛鳥から世界一周にほぼ毎回乗船されている、航海経験も大変豊富な講師の先生です。 石橋先生が本題に入る前のお話も、みなさんにはお役立ち情報になったようです。それは多くの方を悩ませている、ご自分の部屋へのスムーズな戻り方です。先生曰く、エレベーターを降りるとき、左右の壁にある小さな色付きの丸い点に注目すること。赤い点が部屋番号偶数を、緑の点が部屋番号の奇数を表していると言うことでした。講演後、早速みなさんはそれを実践されていました。 ちなみに朝のキャプテンの放送で、「右舷」「左舷」といった船舶ならではの名称についてわかりやすく解説してくださったことが、石橋先生にとってヒントとなったようです。船については我々がまだ知らないことが多いので、そんな普段耳にすることのないお話をぜひ増山キャプテンには続けて頂きたいですね。 さて、今夜はこのクルーズ初めてのデッキディナーとなりました。そのテーマは“アジアンデッキディナー”。屋台に並ぶエスニック料理と、色とりどりのトロピカルなフルーツ。 18時のオープンを待たずに、既に多くの乗客の方々がプールデッキに集まっておりました。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。