フォトエッセイ

Cruise:2014年世界一周クルーズ(112)

水先案内人

緯度:N 57度 43分

経度:E 9度 31分

天気:曇り

気温:10.0度

速度:12.9ノット


海域:北大西洋

寄港地:終日航海日

5月5日の端午の節句、横浜から旅立って55日目のきょう、飛鳥IIは北海からスカゲラク海峡を経てカテガット海峡へと入りました。ひらたく言えば、西欧と北欧の隙間を抜けて東へ行こうとしています。正午時点で外気温10度、海水温9度とだいぶ寒くなってきました。
水先案内人といえば普段は寄港地での接岸・離岸に活躍しますが、きょうは海峡に浮かぶ島々の間を抜けるために彼らが乗ってきました。大海原を航行中の客船に、何と縄ばしごで乗り移ってくるんです。
「PILOT」と記された小さな高速艇が波を切り裂いてUターンしたかと思うと飛鳥IIにぴったりついて、人がひょいひょい登ってくる……。7デッキから望む水先案内人の姿にはいつ見ても感心します。明日午前11時ごろまで、彼らが飛鳥IIの通航の手助けをしてくれます。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年ワールドクルーズより飛鳥IIの写真教室講師を務め、以後毎年ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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