昨晩11時12分にアガラス岬を通過し、飛鳥Ⅱは“インド洋”を抜け“大西洋”へと入ったとブリッジからのアナウンスがありました。 今朝は、まだ陽も昇らぬ早朝にも関わらず、アフリカ大陸の南西端(最南端は先ほどのアガラス岬)にある喜望峰を一目見ようと、何人もの方々がカメラを持ってデッキへと出ていました。 薄明かりに浮かび上がる、平坦な大地に山脈を抱える独特な地形。先端に規則的に瞬く灯台とおぼしき光を確認しシャッターを切りました。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。