昨日夕方5時過ぎに寒冷前線を通過し、風が南へと変わりました。低気圧はすでに飛鳥Ⅱの左後方となり、これから高気圧の中に入っていくと次第に穏やかな海面になってくるということです。 昨日は何回か波が船体にあたり、ドーンという音が船内に響きました。乗客の方々も大西洋での航海も5日目となりますと、もうすっかりそんな揺れにも馴れてしまったようです。大西洋という大洋を今まさに私たちは航海しているのですから、過ぎ去ってみればこれもきっと忘れ得ぬ大切な思い出となることでしょう。 今夜のギャラクシーラウンジでは、ポーランド出身の“アスカオーケストラ”による音楽の旅を楽しみました。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。