エストニアのタリンに着きました。城壁に囲まれたタリン旧市街は中世そのままの小さな街です。旧市庁舎前の広場を中心とした下町には古い教会や薬局などが残り、貴族が暮らした山の手からはオレンジ色の屋根が連なる旧市街が一望できます。 バスの乗り入れができないこともあり、きょうは皆さんシャトルバス利用で街まで行き、地図を片手に旧市街を自由に散策して楽しみました。筆者は1864年創業のタリン最古のカフェ「マイアスモック」でひと休み。 昼間っから恐縮ですが、お酒が入った地元名物のヴァナ・タリン・コーヒーを2杯も頂いてしまいました。アイリッシュコーヒーのようなホットのアレンジドコーヒーで、体がとても温まります。石畳の通りを行き交う人をカフェの窓からのんびり眺める時間もまた、素敵な旅のひとときだと思います。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。