飛鳥IIは初寄港となるドミニカ共和国のサントドミンゴに到着しました。かの有名なコロンブスが眠る歴史の古い港湾都市で、砦に守られた旧市街はスペイン植民地時代の面影を残しています。筆者もそのひとりですが、旧市街をチューチュートレインで巡るツアーに参加されたお客さまが多かったようですね。 ツアーのあとに自由行動していたらメインストリートの中ほどに素敵なカフェを発見して、思わず飛び込んでしまいました。地元の文化人も集ったらしいその老舗では、いまどき珍しい手動式マシンで淹れています。エスプレッソ1杯45ドミニカペソ。約100円と手頃です。 サントドミンゴは治安面で少々注意が必要とはいえ、どなたも安心して楽めましたね。観光警察が旧市街を重点的にパトロールしてくれたし(写真左下の女性もお巡りさん)、街の人はみな陽気だし……。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。