船内新聞「アスカデイリー」を見ながら、さてきょうはどこにお邪魔しようかなと考えるのが筆者の日課です。ワールドクルーズ中の毎日を見つめる者のひとりとして思うのは、きょうもまたそれぞれのスペシャリストが活躍する充実の内容だったなあということです。 朝には間々田佳子、ギジェルモ・ボイド両先生のアルゼンチンタンゴ教室がありました。過日ご紹介した美顔ヨガの間々田先生は実はタンゴのダンサー&インストラクターで、「ヘン顔」の先生だけじゃなかったんです(笑)。お客さまはどなたも、その華麗な踊りに心奪われての教室参加だったことでしょう。 夕方にはプールサイドで「メキシカンガーデン」が催され、歌手のマウロさんがテキーラ解説&熱唱。さらにディナーは西口雅浩総料理長のシャリアピンステーキ。祖父から3代受け継ぐ伝統の味を堪能しました。
著者紹介 高橋 敦史 旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。 上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。