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フォトエッセイ

Cruise:2014年世界一周クルーズ(112)

伝えるということ

緯度:N 28度 45分

経度:W 116度 21分

天気:曇り

気温:18.0度

速度:18.1ノット


海域:北太平洋

寄港地:終日航海日

壇上のマイクで話すのは誰でも緊張するものだと思います。けれども思いの丈を人に伝える大切さは、それにも勝ることでしょう。そんなことを考えたのは、今朝の「詩の朗読教室発表会」で皆さんが気持ちを込めて一編の詩を朗読する姿を見たからかもしれません。
そして月尾嘉男先生(写真左下)による午後の講演「先住民族の叡智」を聞くに至っては、ますます「人に伝える」ことの重要性を想わずにはいられませんでした。月尾先生はかつて工学エンジニアだったものの、物質的発展ばかりの社会に疑問を覚えて世界の先住民族が受け継ぐ知恵を研究するようになったそうです。
「1975年頃にはすでに定員に達した」この星の諸問題を解くヒントの一端は、クルーズ中に見た各地の暮らしぶりにもありそうです。船客の皆さん、帰ったらお友達やご家族とそんな話をするのも楽しみですね。

著者紹介

高橋 敦史

旅行媒体を主とするフリーランスの編集ディレクター・紀行作家・フォトグラファー。国内温泉旅行から海外のバックパッカー旅行、リゾート、豪華客船などまで経験豊富。写真雑誌『デジタル写真生活』元編集長であり、同誌ではディレクションから撮影・執筆も担当、平易な解説で支持を得る。現在では機内誌や旅行雑誌での海外ルポや編集長業を中心に活動し、温泉宿や旅先写真術、エッセイなどの連載も。また、クルーズ写真家として雑誌『Cruise Traveller』『クルーズ』などへ寄稿、ナショナルジオグラフィック単行本『世界の船旅』に写真提供。2014年世界一周クルーズより「飛鳥Ⅱ」の写真教室講師を務め、以後ロングクルーズに乗船している。
上智大学文学部新聞学科卒、1972 年東京都生まれ。

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