インサイド・パッセージを抜け、早朝に飛鳥Ⅱはパイロットを乗船させプリンスウィリアム湾へと入ってまいりました。 ここは実に26ヶ所もの氷河が形成されているエリアとしても知られております。ついにこの氷河クルーズのハイライトでもある、カレッジフィヨルドを訪れました。 無数に散らばる流氷の中を進むと、急斜面に崩れ落ちるかのような形の氷河、“ブリンマー氷河”が見えてきました。
著者紹介 篠本 秀人 1957年生まれ。88年から98年まではマイアミをベースに、主にカリブ海のダイビングスポットのレポートを日本の雑誌に紹介。 客船の撮影コーディネートの仕事をきっかけにクルーズの世界へ入り、20年以上にわたってクルーズ専門誌へ記事や写真を掲載するかたわら個展も多数開催している。