タイ・マッサージの総本山として知られる「ワット・ポー」では、「大寝釈迦仏」を見学しました。その仏像は全長46メートル、高さ15メートルという巨大さで、涅槃に達し悟りを開いた釈迦の姿です。また仏像の大きな足の裏には、バラモン教における宇宙観が108面の螺鈿細工で描かれていて、皆さんとても興味深げに見学されていました。 続いて船着き場でボートに乗り込むと、今度はチャオプラヤー川の遊覧です。ノーイ運河では、国王の誕生日にしかお目にかかれない「王室御座船」が準備されていました。そして昼食会場のホテルへ向かっていると、ちょうど右手に三島由紀夫の小説「暁の寺」で有名な「ワット・アルン」が見えてきました。
著者紹介 大木 信哉 東京都江東区出身 1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。 2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。 活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。