船がどんどん九州本土へ近付くので、「どこへ行くのだろう?」と思っていたら、浅井船長より「現在、飛鳥Ⅱは薩摩半島の沖、2マイルを航行中です。開聞岳(薩摩富士)の風景をお楽しみください。」とのアナウンス。またしても船長の計らいのようです。 夜は、「キャプテンズ・フェアウェル・パーティ」が行われ、アジア・オータムクルーズ最後のフォーマル・ナイトはクリスマス・ディナーで締めくくられました。 神戸で下船される方々にとっては今夜が最後。きっとあちこちのテーブルで、たくさんの乾杯が行われていたのでしょう。
著者紹介 大木 信哉 東京都江東区出身 1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。 2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。 活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。