神戸を出港して一夜明けると、雲一つ無い快晴の空。やがて左には白い雪を冠した富士山が見え始めました。船はその後、伊豆大島の南を通って浦賀水道から東京湾内に進入、横浜ベイブリッジをくぐり、午後2時30分、予定より少し早く横浜港に到着しました。 2012年アジア・オータムクルーズの旅はここで終了です。思えば、あっという間の26日間でした。乗組員の皆さん、お疲れさまでした。そして乗客の皆さん、本当にありがとうございました。
著者紹介 大木 信哉 東京都江東区出身 1980年代より、インドネシアのバリ島をはじめ、アジア各地で人々の生活や文化などをテーマに撮影取材を続けている。 2012年には、写真展『心のキューバ』を、東京、大阪、福岡、名古屋の四都市で開催。 活動の場はアジアだけにとどまらず、ラテンアメリカにも広がっている。