クルーズ4日目ともなると、乗船に続く緊張と興奮が一段落して、疲れが出るころだが、船内生活のお楽しみがいっせいに開始された。 早朝、6時半から7時にかけて、プロムナードデッキを楽しく歩くための、「ウォーク・ア・マイル説明会」が開かれたのをはじめとして、将棋・麻雀タイム、シャッフルボードタイムがあり、タップ教室、社交ダンス教室、気功教室、カジノ教室が開かれ、コントラクトブリッジや写真教室の説明会があり、その合間に、シンガポールとアメリカ出入国書類の提出などがあって、目が回るようなにぎやかさ。 私は、午前中はセルフランドリーを何度も往復して、たまった大量の洗濯ものと格闘。乱雑になった部屋の整理などしてすごした。 午後6時からは、写真の飛鳥Ⅱプロダクションショー「ラブ トゥ ダンス」で、若々しい歌とダンスに心弾ませ、午後7時半からの夕食では、お刺身や、てんぷら、タコと野菜の炊き合わせなどの和食を堪能した。 7日早朝2時に、クルーズ最初の船内時刻改正があるため、寝る前に時計を1時間遅らせる。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員