ハワイ2日目。昨日より雲が少なくハワイらしい真っ青な空だ。今日は初めての潜水艦が体験できる。風がなく波も穏やかなので潜水艦体験には絶好のコンディションである。妻は、「潜水艦は怖いのでいや」というので、初めて私一人のツアー参加である。 午前8時10分に集合して、参加者25人はバスでワイキキにある「ヒルトン・ハワイアンビレッジ」裏手のビーチにあるシャトルボートの桟橋まで移動した。さすがにワイキキビーチの人影は少ない。 9時にシャトルボート「ディスカバリー号」に乗ると、非常用救命用具の装着方法がモニターに映し出され、日本語で説明される。4~5分で沖合に停泊している「アトランティス・サブマリン」に到着した。間近で見る潜水艦は大きい。 我々の乗る潜水艦は64人乗りで“世界最大の観光用潜水艦”とのこと。全長30m、船幅5.3m、展望塔を含んだ高さが5.9m。排水量約160トン、船室内直径2.4mという仕様である。 ハッチから急な階段を後ろ向きに降りて船内に入ると、エアコンが効いて快適なのでホッとする。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員