午後2時からは第6回目の写真教室(初級)があり、その後は、パームコートで和菓子と煎茶の「優雅な午後の日本茶」でくつろぐ。雲の動きで、海の色が鮮やかな青から紺色へと様々な色合いに変化するのを楽しんでいると、イルカが飛び跳ねるのが見えた。 夜は、リスボンから乗船したアメリカ生まれのジャズシンガー、ココ・ルジエール コンサート。ベースにラファエル、ドラムにステファン、ピアノにセドリックを従えて、舞台に登場したココは、裸足で歌い出した。舞台衣装の靴が入っていた荷物が届かないというハプニングがあったため。でも、彼女の歌には何もいらない。 「A-TRAIN」「SUMMER TIME」「ONE NOTE SUMBA」「MY BABY」「FLY ME TO THE MOON」「MY FAVORITE THINGS」「AUTUMN LEAVES」「IT DON’T MEAN A THINGS」その歌声、リズム、間の取り方、すべてが粋で、聴衆はさながらマンハッタンはグリニッジビレッジのジャズクラブにいる気分。 アンコールに歌ったのは、「WHAT A WONDERFUL WORLD」。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員