シンガポールの新名所である緑の楽園、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の敷地には、高さ50メートルから25メートルの奇妙な樹木がいくつも立っている。 これは敷地内にある二つの大きなドームを冷房するために生じた熱を、外へ逃がすためのモニュメントで、有料の空中遊歩道がある。エレベーターで樹上にあがって、つり橋のように揺れる遊歩道を歩く。 背後に「マリーナ・ベイ・サンズ」がそびえたっている。57階の展望台よりずっと低い遊歩道だが、こちらの方が断然怖い。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員