フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

南十字星と鰻重

緯度:N 3度 18分

経度:E 100度 28分

天気:くもり

気温:28.5度

速度:17.5ノット


海域:マラッカ海峡

寄港地:航海中

昨夜22時、飛鳥Ⅱはシンガポールを出港した。同じ岸壁に停泊していたオーシャンドリーム号も同じ時刻に出港するというので、実際は予定の22時よりも3分早く、岸壁を離れた。
オーシャンドリーム号の人たちが、「行ってらっしゃい」と手を振り、飛鳥Ⅱの我々も「行ってきます。よい旅を」と応じて、にぎやかな出港になった。
その後、部屋のバルコニーに出て、遠ざかるシンガポールの灯りを眺めていて、ふと気づくと、目の前に南十字星が輝いているではないか。私たちはいま、遠い南国に来ているのだ。
そして今日4月12日、飛鳥Ⅱはマラッカ海峡に入った。午前10時ころに、海峡で一番狭く水深が浅い難所を通るというので、バルコニーに出てみると、海の色がミルクを足したような淡い緑色になっていた。思いがけない美しさ。
昼食は、海峡をするりと通り抜けるという験を担いで鰻重。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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