飛鳥Ⅱは午前4時30分、難所といわれたマラッカ海峡を抜け、インド洋に入った。海の色がかたい感じの紺色になった。 朝食後、プロムナードデッキを3周歩いた。スコールでデッキはびしょぬれ、時々かるく雨もふりかかるが、気持ちがいい。 10時からは、ハリウッドシアターで谷岡清先生の講演「紺碧のエーゲ海に映える純白のミコノス」を聴く。ミコノスに入港するのは5月28日とまだ先のことだが、その予備知識を得ようと、大勢の方が会場に詰めかけた。 さて、写真手前にある、いがいがのある大きなボール状のもの、怪しい面構えのこれはなんでしょう。 これこそが独特で強烈な臭いを放つドリアンです。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員