日本との時差調整のため早朝2時に時計を1時間遅らせる。これで日本との時差は1時間になった。太平洋高気圧の西の端を航行しているため、風が強く少し揺れる。朝6時に起きて、6時半からのラジオ体操にでかけた。 体育会系ではなく、怠けもの系の私はこのクルーズ中、ラジオ体操にでかけた事は一度もなく、体操が目的ではない。今日のASUKA DAILYに、人気№1アクティビティーは「ラジオ体操」(全70回 平均100名)とあったため、それを確かめようというのだ。 なるほど、会場のクラブ2100は、溢れんばかりのひとでいっぱいである。若いクルーズスタッフ4人とともに、ラジオ体操第1と第2を元気よくやって、さっと散ってゆく。 参加者のなかに、今回のクルーズに参加したお客様の中で、おそらく一番若いと思われる男性がいたので、「毎日参加しているのですか?」と訊ねたら、私と同じでASUKA DAILYの記事を見て確かめに来たのだという。互いに苦笑。そんなラジオ体操も今日が最後。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員