午前10時からギャラクシーラウンジで、クルーズコンサルタント江頭さんの司会で、浅井船長とクルーズライター上田寿美子氏のクルーズ対談が催された。 飛鳥Ⅱがクリスタルハーモニーとしてデビューしたのは、1990年7月。翌年1991年2月に初めて乗船した後、同年秋のニューイングランドクルーズに、浅井船長は航海士として乗船した。まさかその19年後、2010年7月に飛鳥Ⅱの9代目船長になるとは、夢にも思わなかったと語る船長に対し、同じ1991年に取材で乗船していた上田氏が、浅井航海士の若く初々しい姿を、ハンサムな日本人航海士が乗船していると、外国人の間でも大評判になったと明かす。 対談は初代飛鳥の初めての世界一周ワールドクルーズの思い出話に移り、世界各国の豪華客船が停泊する北米フロリダ州のフォートローダーデール港(カリブ海クルーズに出発する港として有名だった)に、初めての世界一周航海中の飛鳥が入港するという、日本の客船史上に残る輝ける瞬間を、上田氏が生き生きと語って感動的だった。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員