午後2時から、3回目の紙飛行機作り教室。2回目はコンパスルームに70人以上の人が詰めかけて、熱気がすごかった。今回もやる気満々の生徒で教室は満員である。 1回目は「ダーツ」というまっすぐに飛ぶ紙飛行機を折り、2回目は2種類のグライダーで、「角(つの)飛行機」と、「忍者飛行機」。「忍者飛行機」はツバメのような形で滞空時間が長く、アクロバティックな動きをする。 レユニオン寄港後、滞空時間や長距離、的抜きなどを競う紙飛行機大会が開かれる。どんな紙飛行機が登場するのか楽しみである。 夜の9時半からは12デッキで星座観測。100人以上の人が集まって夜空を見上げる。デッキの電気が消されると、数えきれないほどの星と銀河が現れた。 雲が流れる中、南十字星も、にせ十字もはっきり見えた。反対側の空には三日月と、水平線に向かって沈みつつあるオリオン座、ふたご座など。三日月に雲がかかると美しい虹色の環が浮かぶ。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員