船上生活を彩る各種教室、どうしてもアクティブな教室に目が行ってしまうが、そうでないひとにも楽しめる、または学ぶことが大好きな方向けの教室が、たくさん用意されている。 コントラクト・ブリッジ、チェス教室、囲碁教室、ウノの時間、小物作り教室、クロス・ステッチ、英語教室、タガログ語教室などである。 地味だが人気のあるこれらの教室の中で、今回、ご紹介するのは俳画教室。 筆の使い方や色の染め方など、ちょっとしたコツのいる俳画を、一人一人丁寧に教えるために1回20名までの予約制。今回のクルーズでは計8回、コンパスルームで午後1時から2時半まで開かれる。 苺や風鈴など日常生活に存在するさりげないものが、鈴木紅鷗先生の手にかかると、日本の季節を表現する、どこかかわいらしさが残る印象的な俳画になってしまう。 まずは、先生のお手本を真似るところから学んでいく。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員