港のそばに、1890年に米海軍司令官用の住宅として建てられ、1946年から大統領の冬のバカンス滞在時の公邸に使われたリトルホワイトハウス(現在は博物館)があり、この中庭で午後2時から5時まで、クルーズディレクター・ボブ田中主催の「スペシャルカクテルタイムwith野外コンサート」が開催された。 午後4時ころに「セブンマイルブリッジ・ドライブ」ツアーから戻った私達は、そのまま会場に向かい、陽気な地元スチールドラムバンドの演奏が流れる涼しい木陰で冷たい飲み物と名物の甘いキーライムパイを食べて一息ついた。 地元バンドの休憩時に「薗田憲一とデキシーキングス」のメンバーが予定外に特別出演し、最後は地元バンドと共演。会場が盛り上がった。 その後、私達は観光客を乗せて走る可愛いコンクトレインが走る道路や、メインストリートのデュバル通りを歩いて、ヘミングウェイの家やサザンモストポイントを訪れ、最後にヘミングウェイが通った「スラッピー・ジョーズ・バー」で休憩した。バーテンダー、客層、現地バンドの演奏(子供も出演)、店内の雰囲気すべてが最高で、ヘミングウェイがこの地を愛した気持ちが分かる気がした。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員