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フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

ポルトガルの貯水槽

緯度:N 33度 36分

経度:W 7度 36分

天気:晴れ

気温:21.0度

速度:0ノット


海域:北大西洋

寄港地:カサブランカ

要塞の海が入り込んだ場所を、ポルトガルの貯水槽だったところかと思ってガイドさんに訊ねると、「違います。貯水槽にはこれから行きます」とのこと。
ひとつ前のエッセイの旧市街の写真をもう一度ご覧いただきたい。民族衣装の女性達の背後にある建物、数人の男性が歩いている先に小さな赤い旗が見えるが、そこが貯水槽の入り口なのだ。手前の丸い塔のような建物にも赤い旗が見えるがそこは警察。
建物の中に入って、扉の中に踏み込むと下に向かう階段があり、そこに貯水槽が広がっている。天井から雨水が滴り落ちてここに貯まる仕組みになっている。
1769年までポルトガル領だった古い時代の空気が、そこかしこに残っているような、どこか荘厳でもある空間。
飛鳥Ⅱで午後7時から結婚式などお祝い事の際に歌い踊るという素朴なローカルショーを見る。夕食後、8時半まで日没を見ていて、目を転じると、ハッサン2世モスクがライトアップされていて、しばし見とれた。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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