この日は、イルカだけでなく、朝から飛鳥Ⅱの周りをカツオドリの小さな群れが盛んに飛び回っては、海面に勢いよく跳び込んでいく。 トビウオなどの魚をつかまえているのだ。よく見るとカツオドリは、精悍な怖い顔をしている。 このあたりは豊穣な海なのだろう。カツオドリは1日中、精力的に、飛鳥Ⅱの周りを飛び回っていた。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員