フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

ポンペイの浴場跡

緯度:N 40度 50分

経度:E 14度 16分

天気:くもり

気温:24.0度

速度:0ノット


海域:地中海

寄港地:ナポリ

いまはそれほど高くはないベスビオ火山は、大噴火をする前は3000mの高さがあったという。大噴火でふもとの四つの街が消滅した。その中で一番大きな街がポンペイで、街を呑みこんだ火山灰は6m~8mというから物凄い。
ローマ帝国の支配下にあって、アッピア街道の中継点、商業港湾都市として繫栄したという面影は、石の敷き詰められた道路が街中に整然と張り巡らされていることや、そこに残る馬車の轍の深さ、道路沿いに密集している家々の壁、広場に並ぶ立派な列柱などから、ありありと感じ取れる。
唯一屋根の残った浴場に入ると、クローゼットがあったと思われる着替え室、その隣にサウナ、マッサージ室、その奥に四角い浴槽と噴水のある部屋がある。2000年前のこの時代、壁が二重になっていて床暖房がおこなわれていた証拠が最近見つかった。汗だくになりながら遺跡の中を歩き回り、パン屋、居酒屋、宿屋、豪華なお墓、有名な秘儀荘で2000年前のフレスコ画も見た。
写真は、浴場で寄付した政治家の名前が刻まれている噴水を見ているところ。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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