フォトエッセイ

Cruise:2013世界一周クルーズ(245)

ストロンボリ火山

緯度:N 38度 17分

経度:E 15度 40分

天気:晴れ

気温:20.0度

速度:16.2ノット


海域:地中海

寄港地:航海中

今日最大のイベントは、お昼ごろに通過するメッシーナ海峡だと思いのんびりしていたが、いつもの朝の放送時間前に突然船長の放送が始まった。「ただ今、左舷側にストロンボリ火山が、間近に見えます。しばらく停船した後、ストロンボリ火山を右舷側に見て、元の航路に戻ります」
仰天してカーテンを開けると、見上げる高さにストロンボリ火山が迫っているではないか。身体中の細胞が一気に目覚めた。急いで写真を撮り、雲に見え隠れする火口に視線を固定して、噴火爆発を待つ。
これだけ、接近したのは初めてで、それだけ火山活動も静かになったのだろうと半ば諦めかけた8時29分頃に、黒い噴煙が勢いよくパッと上がった。爆発だ。シャッターを切ると、2,3秒後にドカンと爆発音が来た。「ただ今噴火があって、爆発音がしました」との船長の放送が流れた。
11デッキ船尾で朝食をとりながら、遠ざかる火山を見送ったが、黒い噴煙がたまに少し上がるだけで、爆発はしなかった。

著者紹介

青木 勝

1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展
に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員

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