飛鳥Ⅱは、ニカラグラ、エルサルバドル、ホンジュラス、中米3ヵ国の国境が接する付近の沖120キロを航行中である。温度、海水温度ともに29度。今朝も飛鳥Ⅱの周りにカツオドリがいる。イルカもいるに違いない。また、このあたりの海は海ガメがいるので、今日はなるべく海を見ていたい。 10時からギャラクシーラウンジで、フラ&ウクレレ教室発表会が行われた。フラダンス教室とウクレレ教室に関しては、ハワイ近くになって、船内がハワイムード一色になったころに教室の風景写真をアップしようと思っていたら、油断大敵、いきなり発表会で驚いた。だが、発表会の後も教室は続くそうだ。 会場は陽気で明るいハワイムードで華やかである。ボブ田中クルーズディレクターが講師を務めるウクレレ教室は、写真を見れば一目瞭然であるが、一番人気がある。船内でウクレレを大事そうに抱えて「これから教室」とにっこりする方に、何度すれ違ったことか。晴れの舞台では、「みかんの花」「浜辺の歌」を弾き、アンコール曲は「ふるさと」。
著者紹介 青木 勝 1944年生まれ。東京工芸大学卒業後、スポーツニッポン新聞東京本社を経てフリーに。70年、日本航空嘱託契約カメラマンとして飛行機を撮りはじめる。航空雑誌、カメラ雑誌などに、飛行機写真を連載、写真展開催などで飛行機の魅力を広め、独自の飛行機写真の確立と発展 に努める。「2000年 世界一周クルーズ」、「2004年 南極・南米ワールドクルーズ」、「2009年 世界一周クルーズ」に乗船。(社)日本写真家協会会員、(社)日本旅行作家協会会員